髪質再生師インストラクター、テクニカルディレクター青田です。
会員サロン様よりヘアカラーで最近失敗した事例をUPします。
☆何故か根元と毛先が違う色になる。
☆パーマがかかっている毛先のみ色が濃く入った。
☆縮毛矯正している髪に色が入らない。
☆ハイブリーチのリタッチ部位だけ色が入らない。
などなど、サロンワークで思うようにならない場面があるそうです。
自分も過去に「なぜだろう?」と思う事が多く有りましたが、
いつもレモンティーを考え仕事することで、その課題をクリアーすることが
出来るようになりました。
なぜレモンティーかというと、紅茶を淹れたところにレモンを絞ると
一瞬で色の変化が分かります。PHの変化で色が変わるのです。
ヘアカラーを行う上で求める色味を出したい場合、調合方法をメインに
考えることも大切ですが、その髪のPHを考えることでヘアカラーの失敗は
だいぶ減らすことが出来るようになりました。
例えば半年前に12トーンのペールイエローにブリーチしたお客様が
久しぶりに来店されたとします。伸びた約6センチの部位をリタッチして色味を
入れていきたいとのことです。
半年前ブリーチされている髪のPHを考えた時、その髪は酸性を示します。
ですので、根元ブリーチした部位は強アルカリの薬剤でブリーチしているので、
アルカリ性を示します。ということはリタッチ部位と既染部のPHの違いが
大きくあるので、色素を入れたとしても色調変化を起こし、ムラになることが
予想されます。
要はPHコントロールがヘアカラーの成功に繋がります!
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髪質再生チーフアドバイザー、テクニカルディレクター 青田
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