髪質再生師インストラクター、テクニカルディレクター青田です。
本日はPHについて考えてみましょう。呼び方は現在日本ではピーエッチ、ペーハー、水素イオン濃度、水酸化物イオン濃度など酸性かアルカリ性の目安となっています。本日は呼び方を統一し、PHとさせていただきます。
サロンワークを行う上で登場する場面も多いのではないでしょうか。パーマ液、カラー剤、化粧品類、髪の等電点等で登場してきます。サロンワークを行ううえでPHを意識できると様々な場面で役に立つと思いますが、PHだけでは片付けられない事もあるので、本日はそこを解説したいと思います。
例えばこのパーマ液のPHはいくつですか?という質問を多くされるのですが、強さの基準を聞きたいと思うのですが、数値だけでは判断できない事を理解しないとなりません。
仮に同じチオベースのPH13のパーマ液とPH8のパーマ液が有ります。どちらが強いかは濃度を知らないと判断できないのです。PH13でも薄い濃度であれば弱い還元になりますし、PH8でも濃いものであれば強い還元にもなり得ます。
オレンジジュース(OJ)で仮定しましょう。原液のOJ1CC(濃い)を100CCの水で薄めるのと、原液の半分の濃さのOJ10CC(薄い)を100CCの水で薄めたら当然後者のほうが濃いオレンジジュースが出来ます。
このように濃さの違いで効果も変わってくるので、一概にPHのみだけで判断してはいけませんね。
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髪質再生チーフアドバイザー、テクニカルディレクター 青田
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