髪質再生師インストラクター、テクニカルディレクター青田です。

本日はアイロンの加温と冷却について検証します。

特に高温アイロン操作を行った際の加温は、髪に相当ダメージを与えてしまいます。たんぱく質は70度くらいから痛み始めると言われており、施術をする際には十分注意が必要です。

そもそもなぜ熱を加えるのかというと、毛髪内に含まれる水分を脱水するための作業となります。低温でゆっくりと脱水していけばダメージは軽減されるわけですが、非常に時間がかかり、現実的では有りません。また、水分は100度で気化されますので、それ以下の温度であれば、必要な脱水がされない恐れも有ります。

仮に必要な脱水が行われた後にも残存する熱が生じます。例えば120度に上昇した髪の温度を1分後に計測すると、まだ80度の温度です。(状況による差があり)

脱水後に残存する温度を無駄な熱の「停滞時間」とします。停滞時間の間にもきっとタンパク質が損傷しているはずです。

そこで停滞時間を無くす事で髪に対するダメージは軽減されるはずです。

加温→冷却

ストレート、コテ巻きなどに行えば、違いの変化が分かるかどうかの検証をしてみましょう。

続く

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髪質再生チーフアドバイザー、テクニカルディレクター 青田

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