髪質再生師チーフアドバイザー、テクニカルディレクター青田です。
当社商品を使われるお客様より、おたくのシャンプーやトリートメントなどはなぜ茶色いのか?という質問を頂きました。
すべての商品が茶色かというとそうではなく、ある一部の商材について茶色い処方になっています。
ではその茶色は何かというとヘマチンという物質が赤褐色なのでそれが薄まり商品は茶色になります。
血液中に含まれるヘモグロビンは有名ですが、ある操作をするとヘマチンとグロビンという物質に別れるそうです。
ヘマチンとグロビンに別れると何かにくっつきたい不安定な状態になり、ケラチンとくっつき髪は丈夫になります。
またヘモグロビンは酸素を体中に運ぶ事はよく知られてますが、ヘマチンも同様に活性酸素とよく繋がります。
このような効果があるので、特に後処理として利用することで施術が長持ちするのではないかと思います。
酸化染毛剤1:過酸化水素1で混合し経過を観察します
右カップのみヘマチン混合
明らかに右カップのみ過酸化水素の反応が促され、色素の重合が早いです。
この実験から分かることは、過酸化水素のから酸素が放出され反応が促進され、過酸化水素が無くなります。
カラー、パーマを行うことで多少なりとも残留する過酸化水素があるものです。残留する過酸化水素は髪に悪さを与え、ダメージの原因に繋がってしまいます。
後処理、またはホームケアでヘマチンを利用する訳はここにあるのです。
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髪質再生チーフアドバイザー、テクニカルディレクター 青田
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