こんにちは吉川です。
突然ですが、皆さんのお店ではお昼はどうされていますか?
自分で用意していますか?それともアシスタントの買い出しでしょうか?
お店によっては味噌汁とお米が用意されているなんていうところもあるみたいですね。羨ましい^^;
僕たち美容師は商売上買いに行く時間や食べに行く時間はあまりありませんね。
なので、多くのヘアサロンが後輩の買い出しをされているかと思います。
エコバックとメモ帳のような物を片手にいかにも美容師っぽいおしゃれな格好で
お昼前に買い出しいん出ている若い子を街でよく見かけますね。
当店も例に洩れず1年目の始めの頃に教わる大事な仕事。
朝、何を頼むかメモ紙を用意して書いてもらいます。
そこに弁当「弁当」や「水」、「お菓子」など皆んな書いていきます。
そしてお昼の前に、時間を見て急いで買いに行きます。
しかし、当店はただ買い出しに行くだけではありません。
きちんと買ってきた物に対して、1円単位で計算しその日の終わりにちゃんと出入金が合うまで計算します。
数円の違いも合うまで何度も計算し、原因追求します。
正直、そこまでやらなくてもというレベルですが、お金を預かり管理する大切さの学びの一環として行います。
さらに、スタッフの好き嫌いなどの好みを専用ノートに書いて覚えることもします。
そして常に更新していきます。
他店からの異動がある場合は、きちんと引き継ぎも行われます。
正直面倒かもしれませんね。お弁当などはともかく、お菓子などになるとどうでも良いだろ!なんて(笑)
具体的に書いてくれ!なんて思う事もあるのでは?と思います。
ですがこれ、スタッフが我儘でも偉いからでもありません。
人に興味を持つという意識付けの訓練なんですね。
なので、頼む方も営業に差し支えるような要求はもちろんしませんし、気にしているかを気にします。
例えば、待ち時間に飲み物のサービスを行っていますが、いつも一緒の飲み物を頼まれるお客様がいらっしゃいます。
毎回、お飲み物を伺う接客はマニュアル以外の何物でもありません。
お客様に一生懸命であれば聴き方も変わります。
雑誌などもそうですし、施術自体もお客様の好みを把握し先を読んで提案も行えます。
ホスピタリティやおもてなしの精神の原点。
人に興味を抱く事を買い出しという役割の中から学べるよう、培ってきた文化なんです。
もともと人に興味をもっているタイプと我関せずというタイプがいますが、僕なんか後者^^;
こういう身をもって体験することで興味を持つように意識が働きます。
だからこそ、大切にしている文化になっています。
クリエイティブディレクター 人材育成師 吉川
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