意識カードを活用すると組織の中でコミュニケーションが生まれるので
色々な事が潤滑に運ぶようになります。
ちょっとした事を心に留めず伝えあったりする事がバラバラの個から店単位の集に変化していく。
これは何よりお客様にとって居心地の良い空間を作っていけると、自分の経験上感じます。
そういう会社やお店のチームワーク向上や個人のスキル習得のスピードアップという面で
とても素晴らしいツールですが、これを使う前に一つ心に留めておいて頂きたい事があります。
それは新人や若い世代を理解しようと思う気持ちを持つ事です。
思い出してみてください。自分の新人時代を。
時代は違えど、社会に出たての頃は皆上の世代との世代間ギャップがあったと思います。
そして色々な葛藤の中で、社会の厳しさを少しずつ感じ
今の価値観が芽生えたのではないでしょうか。
僕も振り返ると、新人時代からしばらくの間
変に自信過剰でいう事を聞けない典型的な周りに苦労をかけるタイプでした^^;
だからやれば出来ると思っていたのですが、
本当にごく一部の天才以外は皆んな持っている才能の差に大差はなく
頑張っても、他人との差なんてあまり付かないという事に気付きました。
でも不思議と頑張らなければめちゃくちゃ置いていかれる。
要は頑張っても僅差、頑張らなければ大差
だからずっと頑張り続けなきゃダメそうだ。
こういうのを感じたのが社会って厳しいな、と思ったきっかけだったかなと思います。
瞬発力よりも持久力なんですね。
でもこんな基本的な事も腹に落ちて理解するまでに結構時間が掛かりましたし、
恐らく今もそういう子は多いと思います。
なのでまずは前提条件として、
新人や若い人ほどわかっているような素振りを見せつつも、
そういうレベルであるという事と認識する事で
出来ない事よりも出来る事に目が行くようになベースが出来るのではと思います。
まずは、自分がそういう気持ちを持つ、という事が大事です。
5月も終わる頃、新社会人さん達は確実に冷静に現実を捉え始める時期になりました。
好きになる事でそんな心の声も、耳を傾けると聞こえてくるかもしれません。
人育てこそ、人儲け。
こんな時代だからこそ諦めてはいけないところです。
クリエイティブディレクター 人材育成師 吉川
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