先日ある異業種の会合で、美容業界は人がいないというけれど、どこの地域を見ても
これだけお店が増え続けてているのだから、人が足りないのであって、人気の衰えない業界
というようなことを言われました。
飲食店も、行ってみると店が変わっていたり、つぶれていたりだけど・・・
美容室は増え続けているね~なんて。
まだまだ、カリスマブームの名残がるようです。
カリスマなんて言う言葉そのものが死語のような気がしますけど、いまだ美容師というだけで
カリスマなんて言われてしまうほど、その時代の強烈なイメージがあるようです。
実際は一発屋数が一番多い業界でもあると感じています。
一発屋芸人なるものがいます。よくテレビなどに出ては面白おかしくテレビに取り上げられています。
そして、あわよくばもう一度花を開かそうと、頑張っている姿を見かけます。
芸人の一発屋ですから、人気を失いテレビに出ることはなくなっても、おそらく借金などが残ったわけではないので、もう一度のし上がるという事は出来るような気がします。
一発屋芸人なるものが存在する中、美容業界にも一発屋経営者が多数いる業界でもあります。
美容室の数は増えるばかりです。一見華やかで、人気の業界の用です。実際コンビニよりも数が多いなんて、レッドオーシャンという言葉のナンバーワンを誇る業界だとも思います。
どんない美容室の数が増えていても、実際は大きい美容室がつぶれて分裂または、お客様とスタッフを連れて独立等、本当に0から自分の実力だけでお店を立ち上げるなんていう出店は皆無に等しいのではないでしょうか?
なぜ出店するか?という目的はほとんどの人が儲けたいからという目的がほとんどです。
しかし、出店が目的となって、出店して全然儲かっていない美容室が多い現実。
出店をすればするだけ利益が出ないというチェーン店がほとんどです。
それは、中古器具市場を見ると一目瞭然です。
なぜこんなにも新しい美容器具が、中古器具として売られているのか?
かなりの高額な金額で売られています。
しかし、買い取り額は二束三文。
一発屋芸人は借金は残っていないかもしれません。
でも、一発屋経営者はかなりの借金、または回収不可能の金額をどぶに捨てています。
回収不可能よりも、確実に膨らむ赤字の金額。
なぜ?このような事態が起こるのか?
それは、0からの立ち上げがほとんどないからこのような事態が起こります。
旧店舗からスタッフもつれ、お客様もつれての出店。だから息が長い。
それも、この業界の特徴です。
決して華やかな状態ではないのです。もっと真剣に経営の目的を考えていきたいと
思うこのごろです。