教育とはどんな業界でも人間と人間がかかわるのであれば、
根本は同じだと思う事がとても多くあります。仕事の差というのは、職業の違いであって、人を育てるために必要なスキルや、伝えるという事の本質はすべて同じであると思います。

先日もある異業種の方からの質問がありました。以下内容、原文そのままです。

私の会社は規模が大きいわけではないので、新人だろうが早めに独り立ちして戦力となることを期待されています。もちろん最初は懇切丁寧に指導して、決して一人で物事に当たっているのではない、困ればチームとしてやるからというのを叩き込んで教育しています。それもこれも早めに自信をつけさせて、独り立ちしてもらうためです。

これまでそういう手法でうまくいってきたのですが、1人なかなか順応してくれない子が出てきてしまいました。やればしっかり仕事もできるし、むしろ安心していいレベルだと思っているのですが、どうしても仕事に対して偏見や身構えがあるようで、自信をなかなか持ってくれません。どんな行動を取るにもまずは一旦上司である私の確認を必要としているようで、独自の判断で動いていい部分とそうでないところの区別が十分に付けられていないようです。その度に自分で考えて動いていいんだよと言ってやっているのですが、なかなかその通りに育ってくれないのが悩みです。とにかく彼に自信をつけさせなければならないと思うのですが、どうアプローチしていけばいいものかを決めきれないでいます。もっと優しく接してあげるべきなのか、それとも厳しい方がいいのでしょうか。

以下私の意見です。(簡単にまとめています)

文章の中に、今までその手法ですべてうまくいっていたとありますが、それこそが奇跡なのではないのでしょうか? なかなか順応してくれない子・・・・というのもいて当然ではないでしょうか? 仕事も安心レベルとありますがそこにどんな問題があるのでしょうか?

上司側は当然、もっと、もっとという具合に引き上げていきたいと思うのも当然ですが、人には色々なタイプの人間がいます。そしてどんなに完璧に採用をして、どんなに完璧に教育したとしても、2:6:2という比率になります。(優秀:普通:できない) まずは、求める通りに育ってくれないからという思考ではなく、その人材の良いところ、その人材の優れているところをみつけ、その人材を活かすことに視点を変えるべきではないでしょうか?

自信をつけさせてあげたいというのなら、まずはその部下自体に達成感と承認感が必要ではないでしょうか?

優しくするとか、厳しくするとかの方法論ではなくて、まずは楽しいと思えること。子供も嫌いな逆上がりが出来た瞬間に、多少の自信になり、周りからすごいね!と言われ承認感がうまれ、周りの友達に自慢したくて、自ら逆上がりをやって見せる。嫌いだったはずなのに・・・・

実はこの質問が来たのは遠い知人であり、その後3時間以上人材の育成についてディスカッションしました。

 

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自立型人材経営コンサルタント 富永

自立型人材経営コンサルタント 富永

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著書:困った新人を輝く新人に変える意識カード 小規模サロン様が美容院の約9割を占めているにもかかわらず、 満足いくほど利益のでているサロン様が少ない、これでは業界が衰退してしまうと、危機感を感じて、髪質再生技術や、人材育成方法、経営方法に渡り、 これまで様々な相談を頂きました。 机上の空論ではなく、実際に現役の経営者であり、現場で美容師をしているからこそ、伝えられることがあります。素晴らしい人材と共に、お客様に喜びの元に、1万円以上の技術客単価で、高収益の個人店は簡単に実現できます。美容室経営にお困りでしたら私が力になります。 【誰でも出来る高単価、高収益のサロンの仕組みを作りました】
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