新規が来ない。広告の反応が悪い!
このような声がたくさん聞かれます。
ここでも、広告の反応が悪いからと、色々な手法が試されます。
色々な手法にフォーカスされたセミナーも数多くあるようです。
まず、広告の文章力、見せ方、伝え方、そのような手法にフォーカスする前に
必要な事があります。
まず、人間は沢山のものがあればあるだけ、判断=比べることを放棄してしまいます。
今は広告手法や、広告内容等、どこの企業も研究し、ある意味かなりの精度をもっています。
そして、その広告が最新であるとか、古いとか言われていますが、それなりにみんな最新の
広告手法、種類を選択している気もします。
例えば、大手家電メーカーに行くと、沢山のメーカーの商品やカタログがあります。
沢山ありすぎて、何が良くて何が悪いのか?さえも、多すぎて思考が止まってしまいます。
本当は見比べるために行ったはずが、思考を放棄してしまいます。
だからこそ、大手家電メーカーのスタッフのふりをした、メーカーの人間が
そのメーカーのものにフォーカスして説明をする。というのがとても有効です。
しかし、通常の広告ではそのようなテクニックは勿論使えません。
だからこそ、先ずは目立つこと? いや、先ずは目向けること。
現代の消費者にとって、先ず重要なのがその部分なのです。
どんなに内容が良くても、言葉の説得力があっても、まずは視覚的に目に留まらなければ
その次のステップである、その広告を見る、読む、というステップに進んでくれません。
そのキーワードは意外性です。意外なものをいか視覚にいれるか?
色が目立てばいい、派手なビジュアルで作ろう!など色々なアイディアが生まれるようですが、
美容というカテゴリでいくと、センス、かっこいい、もっと言えばダサくない!という
ビジュアル的要素を重要視しなければいけません。
そこで、いかにビジュアル的にセンスがよく意外性を作れるか?が重要なカギになります。
そこに視点が定まると、新卒レベルでも反応が取れる広告が作れるようになります。
街を歩いていると、とてもかわいい犬が歩いています。でもどんなにかわいくても
それを見ようとしなければ、その犬のかわいさはわかりません。
今の消費者の現状です。
でも、街を歩いていると、ミニブタが歩いています。そのミニブタはとても不細工です。
しかし、道行く誰もがそのミニブタを見ています。そしてよ~く見た後。あんまりかわいくない!
と、判断します。
かわいいか?かわいくないか?も、見てもらわなければわからないのです。
それが、意外性。
この意外性を大切に、広告を考える。その訓練が必要です。