先日ある店舗経営者の方から、美容室のメニュー構成についての経営相談をしているときに、強く感じたことですが、色々な業種から学ぶ。そういう姿勢が少ないのも美容業界の特徴です。
美容師というところに抽象度をさげれば、更にそれは強くなる傾向にあるとおもいます。
消費者の立場になれば・・・・・といいますか、我々はだれでも、常に消費者として
日々過ごしているわけで、そのような時にいかにそこに意識を向けられるかで?気づきにかわります。そして自分の提供するサービスにたいして、問いかけができると思うのです。
人間の脳は問いかけに答えるようにできていますので、意識をして気づいたことに対し、どう取り入れていくのか?という答えが、ふとした瞬間にわいてくる時が多いのです。
先日もとあるラーメン屋さんで、色々と定食のメニューがありました。
からあげ、生姜焼き、アジフライ・・・・等等、もちろんそのおかずにライスつき
そして、半チャーハンセットも同じ価格で載ってます。
消費者としては、どれも捨てがたい。そこで、人気メニューナンバーワン幻のチャーハンと
一言書いてあります。迷った場合、普通の消費者であれば確実にチャーハンを頼む。
もちろん私のようなひにくれ物は、どう考えても原価率が一番安いチャーハンに誘導したいみせ側の思惑!と気づくのですが、ほとんどの消費者は気づきません。
から揚げ+ライス、生姜焼き+ライスと半チャーハンだったら?と
¥100均一でも、赤字の商品はあるけど、原価率の低い商品があるから成り立つと言われています。居酒屋でもビールではなく、ハイボールを進めるように仕組まれている?といいます。
もちろん、だますという観点ではなく、お客様の喜びの元にというサービスの原点を忘れてはいけないと思いますし、美容という仕事はものを売るのがメインではありませんし、高単価、高付加価値を目指すのであれば、そのような小手先のテクニックで、どうにかなるものでもないのですが、
メニューを考えたり、相談をしたりするのであれば、もっと自分が消費者の立場で、色々な視点でものを考える視点を持つといいと思います。