先日のお客様の為にはNGという内容にもつながりますが、この頃テレビのニュースでも取り上げられるほどの、糖質制限ダイエットの流行で、ライスを残す人が急増。飲食店からの悲鳴!
みたいな報道が多く見受けられます。
ここも、常にお客様の為にという発想ではなく、お客様の立場で考えれば解決できる問題です。
これも、ライスはついているもの、ライスは無料!だからサービスするという、お客様には
お得!という当たり前の考え方が、お客様にとって、不愉快な問題となっている事例だと
考えます。
お客様はごはんを食べたくない。でもついてくる。
ここで、消費者の心理は、値段が変わらないからいいかと考える人。
ライス抜きは言いにくいし、恥ずかしいから、言わないで残す人
その他色々な理由があって、ライスに手を付けないわけです。
お客様が望んでいることは、おかずだけ食べたいです。
それなのに、お店側は勝手に捨てるのがもったいないとか?忍びないとか
挙句には、世界中では、飢えで死んでいる人もいる・・・・というところまで
報道はエスカレートしています。
食べ物のありがたみとかについては、人間として当然大切な概念です。
そこは別の議論であり、別の場で訴えることにさせていただいただき、
商売をする上で、お客様の喜びというところだけにフォーカスすれば、
違う議論になるはずではないか?と思うのです。
この報道は、商いをする立場の人が、お客が悪い、お客を責めるという
一番いけないところに思考が行っている気がするのです。
本来、お客様の立場でものを考えれば、糖質制限のダイエットの流行をきちんと
リサーチして、ライス抜きのメニュー、ライスを10グラムだけ、50グラムだけ
と選べるメニューを作るべきです。その状態でお得にするのか?しないのか?は
目指すべき商売の形によって違うかもしれません。
でも、高付加価値、高単価という商売をするのなら、ライス抜き50円引きと
するのではなく、ライス抜きの方、豆腐と交換というメニューを作るべきだとおもいます。
思考の方向、思考軸を見直す必要があると思います。
特に美容業界は、人の美に価値を生む商売です。それでもなお、値引きに
思考が行く人が多いのは、とても悲しい現状です。