こんにちは吉川です。
美容業界と関係はありませんが、世の中の大手企業は、企業戦略として、売れているマーケットのシェアを 獲得するという方法があります。悪く言えばシェアの横取りです。
例えば、世の中でブームとなる商品Aが出たとします。大手はブームの兆しのある商品を常にチェックしていて、売れはじめた商品Aもチェックされます。そして商品Aがかなり売れ始めるのをじっと観察し、ある程度の規模で売れ始めると、商品Aを徹底的に調べ上げ、欠点を解消した商品Bを一気に市場に投入し、そのマーケットのシェアを頂く。そういった戦略を取っています。これが資本力のある大手の戦略。
要は、売れるか分からない商品の開発に投資するよりは、すでに売れている物に目をつけて資金投入したほうがリスクが少ないからです。
美容業界もメーカーさんの出したトリートメントで好評な物はすぐに他のメーカーさんが真似をします。それは売れるという確証があるからです。そうして業界はコモディ化(個性が出せない)していくのです。
ただし、美容は消費者であるお客様と直接関わることができる業態です。商品や色々な施術、トリートメントなどのプレゼンテーションが許されます。同じ物を扱うのだったら、魅力ある提案が人を動かします。だからこそ人間力を磨く必要がありますが、それには苦労や自己犠牲があって初めて身につく物だと、僕は思います。
見返りを求めず、ただ相手のために行動する。毎日毎日コツコツと小さな努力を積み重ねる。何のために美容という仕事に打ち込むのか?など、自分自身で気づいたこと、教わったこと、そういうことを日常話す時間というのを持つことも大事です。ですが、なかなかタイミングを作ることが苦手な方もいらっしゃいます。
そういう時は、意識カードにそういう話の時間を2回設ける など、書いてしまうのも良いかと思います。最初にやるぞ、と宣言してしまう。そうすれば、それをするという大義が生まれますから、とても進めやすくなります(笑)
自分の意思を伝え共感してもらう、そういう積み重ねが、仲間を作るのだと思います。不感症と言われる世代が多い中、実は感じる心をしっかり持った人もかなりいます。そういう可能性を見つけていきたいですね。
人材育成やサロン独自化の技術に関して興味ある方は是非ご連絡ください。
クリエイティブディレクター 人材育成師 吉川
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