意識カードの真髄は伝えるまでのベース作りです。伝えるためには人間関係が必要です。
どんな素晴らしい理念もどんな素晴らしい教育や仕組みも伝わらなければ無価値です。
色々な業種がある中で、色々な人材育成の方法がある中で、結局は同じところに行き着きます。
新卒から採用しじっくりと会社の理念や思想を重視しながら育てていく育成型の会社
中途採用を積極的にして、即戦力を活用していく会社
中途採用も会社の仕組みがしっかりしているために、即戦力としてその会社なりで活躍できる
と主張する会社。色々な人材の活用方法があります。
でも、結局は育成型の人材育成も即戦力型の人材活用もうまくいく、いかないは働く側に
何が伝わったか?に限ります。
会社員であれば会社が変われば、会社の思想、やり方に従うという当たり前の感覚があるようですが、
職人系の仕事をしている人材は、即戦力であればあるだけ、変なこだわりを持っています。
自分はこういう技術がある。こういうこだわりがある。こういう技術で支持されてきた・・・・等等
そういう人材に、この会社はこういう方針です。こういうやり方で・・・・とマニュアルや仕組みを
研修で伝えたとしても、理解はしてもそれに従わないことが多いのです。
もっともっと、大切な事。会社員にあるような当たり前の感覚そのものがない人に、その意味を伝えなければいけないからです。
なぜ?会社に従わなければいけないのか?
なぜ?この会社ではそれを決まり事にしているのか?
その意味をしっかりと伝えなければいけません。そのレベルの事を伝えるというのは、その伝える
相手との間に信頼関係がなければ不可能です。もっと言えば伝えられる側が、伝える側を尊敬していないとその意味を受け入れることはありません。
そこに意外と気づいていない人たちが多いのが現実です。
伝えたいことが伝わるという概念は、マニュアルや仕組みでは限界があるのです。
マニュアルや仕組みのもっと根底にある、人間関係。これを構築することが難しいのです。
そのために使用するものが意識カードなのですが、この頃色々な業種の方の相談の中で感じることは、
意識カードの真髄にかなり語弊があるように感じています。
職人というカテゴリに入る職業の人材育成は特に必要な「伝えたいことの意味」納得させる。
それができないで悩んでいる人が多いように思います。
意識カードを使用すると簡単にそれができると好評です。